ベン図(Venn Diagram)
- emath でベン図を描画する例は
4. 雑
(2) ベン図
にありますが,
ここでは,PostScript 特有の機能を用いた例を置きます。
二つの集合 †
和集合 †
2つの集合A, Bの和集合を図示します。
次は斜線塗りです。
- べた塗りコマンド \En* を斜線塗りコマンド \En** に換えるだけです。
共通部分 †
共通部分を描画するには,
\begin{clipEn}\A\rA
として,描画領域を円 A の内部に限定した上で
\En*<nuriiro=pink>\B\rB
によって円 B の内部を塗りつぶせば,A, B の共通部分のみが塗られることになります。
斜線塗りも同様です。
補集合 †
補集合を描画するには,
\begin{clipEn}<hosyugo>\A\rA
として,描画領域を円 A の外部に限定した上で
\emPaint<nuriiro=pink>\zenheimen
によって全平面を塗りつぶせば,目的が達せられます。
斜線塗りは \emPaint を \emPaint* に変更するだけです。
差集合 †
差集合(集合A の要素で,集合Bに含まれないものの集合)です。
- 差集合を描画するには,
\begin{clipEn}<hosyugo>\B\rB
として,描画領域を円 B の外部に限定した上で
\En*<nuriiro=pink>\A\rA
によって円 A の内部を塗りつぶします。
斜線塗りは \En* を \En** に変更するだけです。
対称差 †
どちらか一方の集合には含まれるが両方とも含まれることがないような要素の集合
三つの集合 †
和集合 (A ∪ B ∪ C) †
積集合 (A ∩ B ∩ C) †
その他 †
和集合の補集合 (A∪B∪C)' †
A∩B'∩C' †
A∩B∩C' †
入試問題から †
注意事項 †
- このページで用いている手法は,
PostScript の clip オペレータ
に依存しています。すなわち
emathPs.sty で定義された pszahyou(*)環境を前提としており,
tpic-specials を用いる
emathPh.sty で定義された zahyou(*)環境では使えません。
どうしても tpic-specials でベン図を描画したければ,当サイトの
4. 雑
(2) ベン図
で紹介している方法を用いますが,お勧めは出来ません。
関連事項 †