EMpsframed環境 ページをまたぐ EMpsrectbox環境です。 枠を PostScript で記述し,EPS ファイルにして読み込みます。 定義されているスタイルファイル †EMpsframed.sty
書式 †\begin{EMpsframed}[#1] ..... \end{EMpsframed}
例 †基本例 †ページをまたぐことができる枠囲みです。 breakpsrectbox環境が,一行ごとに切って EPS ファイルを作るのに対し, EMpsframed環境は,ページごとに EPS ファイルを作ります。 下の例の場合, breakpsrectbox環境を使用した場合は 11個 の eps ファイルが作られますが, EMpsframed環境を使用した場合は 2個 の eps ファイルで済みます。 eps ファイルを処理するのに gs を呼び出す dvi-ware では,この差は大きいでしょう。
枠内のテキスト部と枠線との間隔 --[hsep=..,vsep=..,hvsep=..] オプション †枠内のテキスト部と枠線との間隔は \fboxsep に従います。
段落先頭のインデント -- [rectboxparindent=..]オプション †EMpsframed環境は,実質 minipage環境です。したがって段落先頭のインデントはつきません。
見出し †枠線上に見出し文字列を配置します。 上見出し -- [item=..,itempos=..] オプション †罫線枠上辺に見出し文字列を配置するためのオプションが [item=..]です。右辺値は,見出し文字列です。
下見出し -- [bitem=..,bitempos=..] オプション †罫線枠下辺に見出し文字列を配置するためのオプションが [bitem=..]です。
枠線の修飾 †枠線の太さ指定 --[framethickness=..] オプション †枠線の太さを指定するオプションが [framethickness=..] オプションです。 右辺値は 単位を伴う長さです。
破線指定(1) --[dash=..] オプション †枠線を破線とするオプションが [dash=..] です。 破線指定(2) --[hasenLG=..] オプション †dash オプションの場合,コーナーがギャップ部となってしまうことがあります。 hasenLG オプションですと,コーナーが明確になるという利点がありますが, rectboxoval オプションとは併用できません。 枠線色指定 --[framecolor=..] オプション †枠線に色をつけるオプションです。 影付き †枠線右・下に影をつけるオプションです。 枠の形状 †デフォルトでは,枠罫線は長方形で,四隅は直角の折れ線です。 この形状を変更するオプションを紹介します。 コーナーを丸く --[rectboxoval=..] オプション †四隅を四分円にするのオプションが [rectboxoval=..] です。 右辺値は四分円の半径(単位を伴った長さ)です。
左右の罫線のみ --[LRonly] オプション †[LRonly] オプションは左右の罫線のみを描画します。 (天地の罫線は描画されません。) 左罫線のみ --[Lonly] オプション †[Lonly] オプションは左罫線のみを描画します。
二重枠 †二重枠とするには,少し面倒な手続きが要ります。 psframed環境は,内部で \emFramedCommand を呼びます。 EMpsframed.sty におけるデフォルトは \let\emFramedCommand\psfbox となっていますが,これを次のように再定義することで二重枠が作られます。
背景色指定 --[backgroundcolor=..] オプション †テキスト部に背景色をつけるオプションです。 関連事項 †
注意事項 †3336
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