\Enban
\En*
円の内部を塗りつぶします。
定義されているスタイルファイル †
emathPs.sty
(zahyou(*)環境については,emathPh.sty)
書式 †
\Enban[#1]<#2>#3#4
\En*[#1]<#2>#3#4
- #1: 塗りつぶしの濃度(デフォルトは 0.5)
- #2: key=val 形式
- #3: 中心
- #4: 半径
- #2 で有効なキーは
- border
- 円周を描画するか否かを指定します。
- dilutecolor
- 塗りつぶす色を薄めます。特に 0 としたときは,段階的に薄めます。
ただし,pszahyou(*)環境でしか使えません。
- iro
- 円周を描画する色を指定します。
- noudo
- 塗りつぶす濃度を指定します。
ただし,nuriiro=.. でカラーを指定したときは,濃度指定は無効です。
- nuriiro
- 塗りつぶす色を指定します。
基本例 †
中心,半径を与えて円の内部を塗りつぶします。
- emathPh.sty の旧版では,境界の円が描画されていました。
emathPh.sty v 3.48 2008/08/16 以降では,境界の円は描画されません。
濃度指定 †
塗りつぶしの濃さは [..] オプションで指定します。
0 から 1 の数値で
0 で真っ白
1 で真っ黒
となります。(デフォルト値は 0.5)
境界描画 †
境界の円周は描画されません。
境界を描画したいときは
<border>
オプションをつけます。
- 境界は描画されないのがデフォルトですが,濃度が 0 の場合は例外で,境界を描画します。
- 濃度が 0 の場合でも境界を描画したくないという場合は,<border=0> オプションを与えます。
- <border> は <border=1> の省略形です。
- drawborder も border と同義の key として使用可能です。
カラー塗り †
カラー塗り †
カラーで塗りたければ
<nuriiro=..>
オプションを用います。右辺値は色名です。
- <nuriiro=white>オプションは,[0]オプションとは異なり,境界線は描画されません。
- zahyou(*)環境(tpic-specials)での color は,dvi-ware に依存します。
dvipdfmx は版によって動作が異なります。
dvipdfmx-20081108(cvs) は対応していますが,それより前の版では真っ黒になってしまう場合があります。
対応策は
dvipdfm を用いる
あるいは
pszahyou(*)環境を用います。
境界のカラー †
境界の色を指定したいときは
[iro=..]
オプションを用います。
塗る色を薄める †
塗る色を薄くするには,
<dilutecolor=..>
オプションを用います。右辺値は 0〜1 の無名数です。
段階的に薄める †
塗る色を段階的に薄めるには,
<dilutecolor=0>
とします。
注意事項 †
関連事項 †