\YniSessen
指定した点から,曲線 y=f(x) に引いた接線の接点を求めます。
定義されているスタイルファイル †
emathPp.sty
書式 †
\YniSessen<#1>#2#3#4#5
- #1: key=val
- #2: 関数式(f(x))
- #3: 導関数(f'(x))
- #4: 指定点
- #5: 接点を受け取る制御綴
- #1 で有効なキーは
- infx
- 接点の存在範囲下限を指定します。
- lim
- 近似誤差の目安を指定します。
- supx
- 接点の存在範囲上限を指定します。
- xval
- 接点の x座標を受け取ります。
基本例 †
点 A(0,0) から曲線 y=Fx=log(x) に引いた接線の接点を求めます。
導関数を与える必要があります。
接点の x座標の存在範囲を限定します。
(ここでは,log の定義域の関係で infx=0 としています。)
近似精度 †
近似の精度は,余りよくありません。
プリンタの解像度を考えれば,この程度でよいか,としています。
- この例では,接点の x座標は e(自然対数の底)です。
小数第4位に誤差が生じていますが,emath での近似精度の目安は,emathC.sty で
\def\emLlim{0.0001}%
としてあります。これをもっと小さな値にすれば,精度は上がります。
局所的に変更するには,<lim=...> オプションを用います。
入試問題から †
注意事項 †
関連事項 †
- 微分法
- 曲線 y=f(x) 上の点で接線を引くには,
\YDiff
を用います。
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