\Ytenretu
\Ytenretu*
関数 y=f(x) のグラフ上の点列を
x 座標(複数)を指定して
定義し,名札を貼ります。
\Ytenretu* は,名札を貼りません。
定義されているスタイルファイル †
emathPp.sty[2012/09/28]
書式 †
\Ytenretu<#1>#2#3
#1 は key=val 形式で,\tenretu に引き継がれます。
#2 は関数 f(x)
#3 は点列を `;' で区切った列
点列は
[##1]##2(##3)[##4]
の形式で点列を `;' で区切る。([##4]は,##4 と略記可)
- ##1: オプションで,点の位置に置く文字列
(省略時は,##2 と同じ)
- ##2: \##2 という変数の頂点名(空文字列も許容します)
- (##3): 点のx座標(perl の計算式を許容します)
- [##4]: emathPut へ引き継ぐオプション
- #1: key=val で,有効なキーは:
- kuromaru
- 定義した点に黒丸を描画します。
- siromaru
- 定義した点に白丸を描画します。
基本例 †
複数の点を定義し,名札(ラベル)をつけます。
- x座標には,perlの計算式を記述することができます。
- 点の名前と x座標を列記しますが,名前の配置を \emathPut で行うさいの配置オプションを付け加えることが出来ます。
上の例では
x=π/2 に対する点 A には,方位オプション [n]
x=3π/2 に対する点 B には,方位オプション [s]
をつけています。方位に対しては [ ] 記号は省略可能です。
- 配置オプションをつけない場合は,(0,0)[lb] とみなされます。
- \Ytenretu* の場合は,配置オプションをつけても無視され,名札はつきません。
- \Ytenretu(*) コマンドは,点列を作って \tenretu(*) コマンド に引き渡しています。
名札指定オプション †
名札は,点の名前と同じものが表示されますが,[名札]オプションをつけて変更することも可能です。
- 上の例では,名札をつけた点 L は使い捨てですから,空文字列にしてしまってもかまいません。
<kuromaru> オプション †
\Ytenretu に <kuromaru> オプションをつけたときは,定義された点の位置に黒丸が付きます。
<siromaru> オプション †
\Ytenretu に <siromaru> オプションをつけたときは,定義された点の位置に白丸が付きます。
- color.sty を読み込んでおかねばなりません。
- \YGraph と \Ytenretu の発行順序に気配りが必要です。
\emathPut へ引き継ぐオプション †
##1(##2) に引き続いて,emathPut へ引き継ぐオプションを記述できます。
方位オプション †
名札を配置する方位オプションの使用例は,基本例で示しました。
syaei オプション †
座標軸への射影線を引くオプションの使用例です。
- 名札は不要ということなら,*付きコマンド \Ytenretu* を用います。
- 点の名称が不要ということなら,##2(名札名)に空文字列を与えるのもあります。
入試問題から †
関連事項 †