この環境は,処理が重くなります。
  EMpsframed環境 or EMpIIeframed環境
の使用をお勧めします。

breakpsrectbox環境

ページをまたぐ EMpsrectbox環境です。
 

定義されているスタイルファイル

emathPsbb.sty

  • emathPs.sty も必須です。emathPsbb に先だって
      \usepackage[dvips]{graphicx}
      \usepackage[remake]{emathPs}
    などと読み込んでおかねばなりません。

書式

\begin{breakpsrectbox}[#1]
   .....
\end{breakpsrectbox}
  • #1: key=val
    • #1 における有効な key は

基本例

ex01a.png
 
ex01b.png
  • ページをまたぐことができますが,大きな代償を支払わねばならないことを覚悟しなければなりません。
    その一つは,break....sty の仕様として,
      一行ごとに切ってその周りに罫線を配置して並べる
    という手法がとられていますから,ブロックが大きくなれば EPS画像ファイルが増えることになります。
    EPS画像の処理に ghostscript を呼び出す dvi-ware (例えば,dvipdfm, dvipdfmx, dviout)には,重い処理となります。
    重くてやってられない,という場合は,EMpsframed環境をお試しください。
  • いくらなんでも,一行だけの文をこの環境で囲んだらおかしくなった, などとほざいてはいけません。
    EMpsrectbox 環境で済ませることができる場面では,その方が断然有利なのです。
  • 上の図はページをまたぐことを明示していますが,この後の図は一ページに収まったものを示しています。
    もちろんページをまたぐことは可能ですが,そのような図を用意することは面倒なので手抜きです。

[remake] オプション

emathPs.sty の仕様として,いったん作成された EPS ファイルは再描画されません。
したがって,枠内のテキストが変更され行数に増減があっても枠は前のままです。
具体例で見てみましょう。まずは,次のようなものを作ったとします。

remake01.png

その後,枠内の文章を修正して,短くなったとします。

remake02.png

枠は作り直されず,前のものが使われますから,
  下罫線がついている画像(前の四行目の文についていた画像)
は,使われず,3行目で終わりとなり,尻抜けとなってしまいました。

対策は,emathPs.sty を [remake] オプション付きでロードしておくことです。 このオプションをつけておけば,epsファイルは必ず作り直されます。

remake03.png

枠内のテキスト部と枠線との間隔 --[hsep=..,vsep=..,hvsep=..] オプション

枠内のテキスト部と枠線との間隔は \fboxsep に従います。

hvsep00.png
  • これを変更するには,\fboxsep を変更すればよいわけではありますが,
    枠内テキストに含まれる \fbox などにも影響を及ぼしますから,EMpsrectbox環境独自の変更法を用意してあります。
  • まずは,左右の罫線とテキスト部との間隔です。[hsep=..]の右辺値は単位つきの長さです。
    hsep01.png
  • 上下の罫線との間隔変更は [vsep=..] オプションです。
    vsep01.png
  • もちろん,両者を併用することも出来ますが
    hvsep01.png
  • 両者が同じ長さのときは [hvsep=..] オプションでまとめて指定できます。
    hvsep02.png

段落先頭のインデント -- [rectboxparindent=..]オプション

EMpsrectbox環境は,実質 minipage環境です。したがって段落先頭のインデントはつきません。

rectboxparindent00.png
  • 必要な場合は[rectboxparindent=..]オプションを用います。
    rectboxparindent01.png
  • このオプションは,当該環境に対してのみ働く局所的オプションです。
    もっと広範囲に有効とするには,\rectboxparindentコマンドを用います。

見出し

枠線上に見出し文字列を配置します。

上見出し -- [item=..,itempos=..] オプション

罫線枠上辺に見出し文字列を配置するためのオプションが [item=..]です。右辺値は,見出し文字列です。

item01.png
  • 見出し配置位置を変更するオプションが [itempos=.] です。
    右辺値は
      l: 左(デフォルト), c: 中央, r: 右
    のいずれかです。
    itempos01a.png

下見出し -- [bitem=..,bitempos=..] オプション

罫線枠下辺に見出し文字列を配置するためのオプションが [bitem=..]です。

bitem01.png
  • 下見出し配置位置を変更するオプションが [bitempos=.] です。
    デフォルトの位置は,r(右)です。
    bitempos01.png
  • 上下に見出しをつけることも可能です。
    bitem02.png

枠線の修飾

枠線の太さ指定 --[framethickness=..] オプション

枠線の太さを指定するオプションが [framethickness=..] オプションです。
右辺値は 単位を伴う長さです。
framethickness01.png
  • デフォルト値は 1pt です。
  • linethickness も同義の key として使用可能ではありますが,
    枠内の記述部に対しても働きますから,枠内に zahyou環境があったりすると影響が出ます。

枠線色指定 --[framecolor=..] オプション

枠線に色をつけるオプションです。

framecolor01.png

枠の形状

デフォルトでは,枠罫線は長方形で,四隅は直角の折れ線です。
この形状を変更するオプションを紹介します。

コーナーを丸く --[rectboxoval=..] オプション

まずは,四隅を四分円にするのオプションが [rectboxoval=..] です。
右辺値は四分円の半径(単位を伴った長さ)です。
oval01.png
  • このとき,左右・上下罫線とテキスト部の間隔は, rectboxoval=.. の右辺値となります。
    ただし,hsep=.., vsep=.., hvsep=.. オプションが指定されたときは,その指定が優先されます。
    oval02.png
  • 見出しをつける item=.. オプションなどとも併用できることは当然です。
    oval03.png

[rectboxoct=..] オプション − 枠の斜め切り

次に,四隅から直角二等辺三角形を切り取るオプションが [rectboxoct=..] です。
oct01.png

左右の罫線のみ --[LRonly] オプション

[LRonly] オプションは左右の罫線のみを描画します。
(天地の罫線は描画されません。)
LRonly01.png

左罫線のみ --[Lonly] オプション

[Lonly] オプションは左罫線のみを描画します。
Lonly01.png
  • rectboxoval オプションとの併用も可能です。
    Lonly02.png
  • 左罫線で小括弧もどきができていますが,これを大括弧もどきにするのが
    [rectboxoct=..] オプションです。
    Lonly03.png
  • [kagi]オプションの方が大括弧らしいでしょうか。
    Lonly04a.png
  • 水平方向の短い線分の長さは,デフォルトでは 3pt としてあります。
    これを変更するには [kagi=...] の右辺値にその長さを明示します。
    Lonly05.png

二重枠 (breakpsrectbox環境のネスト)

breakpsrectbox環境の中に breakpsrectbox環境を配置することで,二重枠線の囲みを作ることが出来ます。
doublebox01.png
  • 外側の罫線枠を太くしています。そのためのオプション
       [framethickness=1pt]
    を外側の rectbox環境に附加していますが,これが内側の rectbox環境にも影響を及ぼします。
    従って,内側の breakpsrectbox環境に対しても [framethickness=..] オプションが必要です。
    doublebox02.png

背景色指定 --[backgroundcolor=..] オプション

テキスト部に背景色をつけるオプションです。

bgcolor01.png

関連事項

注意事項

  1. この環境は,1行ごとに分割して処理をします。
      (break... 環境はすべてそうです)
    ページをまたぐ必要がなければ,EMpsrectbox環境を使用します。
  2. 極端な使用法として,
      中身が1行だけの文を breakpsrectbox環境で囲むとおかしくなる
    などというクレームは論外です。
    ( psrectbox環境を使えばよい,ということ。)
  3. emathPsbb.sty では,「EMbreakpsrectbox環境」の名前で定義されています。
    他のスタイルファイルと競合しない限り,「breakpsrectbox環境」の名前で使用することができます。
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添付ファイル: filevsep01.png 176件 [詳細] fileremake03.png 169件 [詳細] fileremake02.png 165件 [詳細] fileremake01.png 153件 [詳細] filerectboxparindent01.png 173件 [詳細] filerectboxparindent00.png 152件 [詳細] fileoval03.png 159件 [詳細] fileoval02.png 151件 [詳細] fileoval01.png 154件 [詳細] fileoct01.png 155件 [詳細] fileitempos01a.png 156件 [詳細] fileitem01.png 167件 [詳細] filehvsep02.png 151件 [詳細] filehvsep01.png 167件 [詳細] filehvsep00.png 167件 [詳細] filehsep01.png 165件 [詳細] fileframethickness01.png 165件 [詳細] fileframecolor01.png 159件 [詳細] fileex01p.tex 303件 [詳細] fileex01b.png 159件 [詳細] fileex01a.png 157件 [詳細] filedoublebox02.png 162件 [詳細] filedoublebox01.png 176件 [詳細] filebitempos01.png 169件 [詳細] filebitem02.png 160件 [詳細] filebitem01.png 154件 [詳細] filebgcolor01.png 174件 [詳細] fileLonly05.png 150件 [詳細] fileLonly04a.png 154件 [詳細] fileLonly04.png 113件 [詳細] fileLonly03.png 162件 [詳細] fileLonly02.png 147件 [詳細] fileLonly01.png 164件 [詳細] fileLRonly01.png 159件 [詳細]

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Last-modified: 2010-12-24 (金) 17:21:38 (3250d)