&size(24){''\Iwarizan''}; 整数の割り算を筆算形式で示します。 \warizan も同義のコマンドですが, emathWs.sty でも 実数 ÷ 整数 を筆算形式で示すのに同名のコマンドがありますから, 両者を区別する必要があるときは \Iwarizan のコマンド名を用います。 #contents #br *定義されているスタイルファイル [#p7245ede] emathW.sty *書式 [#be1d28af] \Iwarizan<#1>#2#3 :#1| オプション引数で ::[[M>#mondainomi]]| 問題のみを表示します。 ::[[A>#Aoption]]| emathAe.sty と連携して,答を巻末にまとめます。 ::[[a>#aoption]]| 問題部を筆算形式とします。 ::[[D>#Doption]]| 解答部の筆算形式の下に「商 ... 余り」も表示します。 ::[[d>#doption]]| さらに,問題部を筆算形式とします。 ::[[K>#Koption]]| <D>オプションにおいて,解答部に筆算形式を示さず答のみを表示します。 ::[[k>#koption]]| <d>オプションにおいて,解答部に筆算形式を示さず答のみを表示します。 :#2 |被除数 :#3 |除数 \QRformat#1 :[[#1>#QRformat]]| <D>, <d> オプションにおいて,書式を指定します。商の数値を置く部分は \wariQ, 余りの数値を置く部分を \wariR と記述します。~ デフォルトは~ \\[-.75\baselineskip]%~ \hspace*{1ex}\ensuremath{\wariQ\,\cdots\,\wariR \QRformatK#1 :[[#1>#QRformatK]]| <K>, <k> オプションにおいて,書式を指定します。商の数値を置く部分は \wariQ, 余りの数値を置く部分を \wariR と記述します。~ デフォルトは~ \wariQ~...~\wariR *例 [#o0f0d963] **基本例 [#oce5f68e] #ref(Iwarizan01a.png) -桁間隔を空けたいときは~ \hissanketasep コマンド~ を用います。引数は単位付きの数値です。 #ref(ketasep01.png) **問題のみ [#mondainomi] オプション引数 <#1> に M を与えることで 答は表示せず,問題のみを筆算形式で表します。 #ref(Iwarizan04a.png) **答を別に(1) 埋め込み [#emathAe] emathAe.sty を併用して,答を別にします。 ***表示形式(<A>) 問題は通常形式,答は筆算形式 [#Aoption] \Iwarizan に<A>オプションをつけます。 #ref(Iwarizan11.png) 上は \usepackage[continue]{emathAe} としていますから,問題のすぐ後に答が表示されます。 emathAe のロードオプションを maskanstrue/false とすれば,答を非表示にしたり/表示したり出来ます。 ***表示形式(<a>) 問題・答ともに筆算形式 [#aoption] -問題も筆算形式とするには,<a> オプションを用います。 #ref(Iwarizan11a.png) ***表示形式(<D>) 問題は通常形式,答は筆算形式の他に「商 ... 余り」 [#Doption] 答えに, 商 ... 余り という形式も追加するのが <D> オプションです。 #ref(Iwarizan11LD.png) ***表示形式(<d>) 問題・答とも筆算形式で,他に「商 ... 余り」 [#doption] #ref(Iwarizan11d.png) ***「商 ... 余り」部分の書式変更 [#QRformat] <D> または <d> オプションにおける出力形式「商 ... 余り」を変更するには,\QRformat コマンドを用います。 引数内で「商」は \wariQ, 「余り」は \wariR とします。 #ref(Iwarizan11f.png) ***表示形式(<K>) 問題は通常形式,答は「商 ... 余り」 [#Koption] 答えを 商 ... 余り という形式にするのが <K> オプションです。 #ref(Iwarizan11LK.png) ***表示形式(<k>) 問題は筆算形式,答は「商 ... 余り」 [#koption] -問題を筆算形式とするには,<k> オプションを用います。 #ref(Iwarizan11k.png) ***「商 ... 余り」部分の書式変更 [#QRformatK] <K> または <k> オプションにおける出力形式「商 ... 余り」を変更するには,\QRformatK コマンドを用います。 引数内で「商」は \wariQ, 「余り」は \wariR とします。 #ref(Iwarizan11Kf.png) **答を別に(2) 巻末にまとめる [#nf4fdb73] 次は, \usepackage{emathAe} としていますから,答は巻末にまとめられます。 #ref(Iwarizan12.png) **答を別に(3) 問題を乱数で生成 [#q26e2f05] さらに, emathRn.sty emathQf.sty などと連動させて,問題を乱数で生成することも可能です。 #ref(Iwarizan13.png,wrap) CENTER:&ref(Iwarizan13.tex,,上のソースリスト); *注意事項 [#zaccc7e3] +\warizan も \Iwarizan と同義のコマンドですが, emathWs.sty でも実数(小数点つき)を整数で割るコマンドが同名で定義されています。両者を区別するには,~ 整数 ÷ 整数を \Iwarizan~ 実数 ÷ 整数を [[\Rwarizan>Rwarizan]]~ とします。emathW.sty, emathWs.sty の一方のみを使用する文書では,\warizan コマンドがまぎれなく使用できます。 *関連事項 [#if58decf] -[[筆算]] --[[整数の計算>筆算#seisuu]] ---[[\Itasizan>Itasizan]] ---[[\Ihikizan>Ihikizan]] ---[[\Ikakezan>Ikakezan]] --[[実数の計算>筆算#zissuu]] ---[[\Rwarizan>Rwarizan]] RIGHT:&counter;