&size(24){''\emTsya''};
 tabular(or array)環境で作られる表のカラムに斜め線を引きます。
#contents
#br

*定義されているスタイルファイル [#yd674b2e]
emathT.sty~
ただし,\rotatebox を使用しますから,graphicx.sty が必要です。

*書式 [#cdda7903]
 \emTsya(#1)[#2]<#3>
-#1: key=val
-#2: 斜線の方向 (n/r/x)~
:[[n>#houkoun]]| カラム左下と右上を結ぶ斜線(デフォルト)
:[[r>#houkour]]| カラム左上と右下を結ぶ斜線
:[[x>#houkoux]]| 上の両方
-[[#3>#zahyou]]: カラムに併設した picture環境内に記述するもの~
   (斜線の左右に付与する見出しなど)
#1 における有効な key は
:[[D>#tateHD]]| 斜線の深さを指定します。右辺値は単位を伴う長さです(計算式も可)。
:[[H>#tateHD]]| 斜線の高さを指定します。右辺値は単位を伴う長さです(計算式も可)。
:[[v>#tate1]]| 斜線の縦幅を指定します。右辺値は文字列で,その高さ・深さで斜線を引きます。
:[[W>#yoko2]]| 斜線の横幅を指定します。右辺値は単位を伴う長さです(計算式も可)。
:[[w>#yoko1]]| 斜線の横幅を指定します。右辺値は文字列で,その横幅で斜線を引きます。

*例 [#xfa064e4]
**基本例 [#o3f97955]
 tabular(or array)環境で作られる表のカラムに斜線を引きます。
#ref(emTsya00.png)
**横幅指定 [#c59bc7af]
*** (w=...)オプション [#yoko1]
 上の例では,斜線がカラムいっぱいに広がっていません。
 カラムのコーナーとコーナーを結ぶ斜線を引くには,\emTsya コマンドにオプションをつけます。その一つが
   (w=...)
 で,右辺値は,当該列における最長カラムの要素です。
#ref(yoko01.png)
*** (W=...)オプション [#yoko2]
 もう一つのオプションは
   (W=...)
 で,右辺値は単位を伴う長さです。
 この方法は,tabular (or array) の欄指定子を
   l/c/r ではなく,L/C/R
 で幅を指定する流儀に対して有効でしょう。
#ref(yoko02.png)
**縦幅指定 [#z292442d]
*** (v=...)オプション [#tate1]
 表の要素に高さ・深さが大きいものが登場すると,斜線の縦幅が不足します。
 下の表では,第2行に分数が登場します。従って2行目の斜線が上下の罫線と離れてしまいます。
#ref(tate01.png)
 これを修正するには,
   (v=...)
 オプションを付加します。
 右辺値は,当該行における高さが最大であるカラムの要素です。
#ref(tate02.png)
-この例では,分数 1/2 が上下の罫線とくっついてしまいますから,~
v=... の右辺には分数に対応した支柱 \bsityuu を指定するのがよいでしょう。
#ref(tate03.png)
*** (H=...,D=...)オプション [#tateHD]
 斜線の高さ・深さを単位付きの数値で指定するオプションです。
 下の例では,2行ぶち抜きの斜線を引いています。
 斜線を2行目に配置する場合,その
    高さは,2行目の高さ,
    深さは,2行目の深さ+3行目の高さ+3行目の深さ
 となります。この表では,行は標準の高さ・深さですから,
    高さは \ht\strutbox
    深さは \dp\strutbox
 で得られます。
#ref(tate11.png)
-高さを指定するオプション H=\ht\strutbox をつけてもよいですが,~
これは標準ですから省略してあります。
-H=..,D=.. の右辺値は,計算式が許容されます。(calc.sty の仕様に基づく)
-斜線部は2行文の高さ・深さを持ちますから,\smash をかぶせています。
**斜線の方向 [#naa9aaa0]
***デフォルト [#houkoun]
 斜線の方向は,デフォルトでは
   カラムの左下と右上
 を結びます。
#ref(houkou01.png)
***逆方向 [#houkour]
 逆に
   カラムの左上と右下
 を結ぶには,[r] オプションを付与します。
#ref(houkou02.png)
***クロス [#houkoux]
 両方の斜線,斜線をクロスさせるには,[x]オプションを付与します。
#ref(houkou03.png)
**併設 zahyou*環境 [#zahyou]
***座標軸の位置 [#c96f216a]
 \emTsya コマンドを発行したセルには,zahyou*環境が設定されています。
   x軸は,当該行のベースライン
   原点は,ベースライン上カラム両端の中点です。
 この設定は,欄指定子が L, C, R のいずれであっても同じです。
 このzahyou*環境における描画コマンドを,\emTsya の <#3> オプションに記述します。
 一例として,\drawXYaxis で座標軸を描画してみましょう。
#ref(zahyou01.png)
***セルの網掛け [#n522713f]
 併設zahyou環境を利用する一例として,斜線を引いたセルに網掛けをしてみます。
#ref(nuri01.png)
-細かいことですが,当該セルの上辺と左辺が細く見えます。~
tabular(array)の描画手順として,当該セル(2行3列)を描画する前の段階として~
  1行目と2行目の間の罫線~
  2列目と3列目の間の罫線~
はすでに引かれています。そこに \Nuritubusi コマンドが被さりますから,~
上・左罫線が痩せることとなります。それに対して,~
  2行目と3行目の間の罫線~
  3列目の右罫線~
は当該セルを描画した後に引かれますから,塗りの上に罫線が引かれ~
  下・右罫線は痩せない~
ということでセルの4辺の太さがアンバランスになるのです。~
回避するには,\Nuritubusi に <border> オプションを付加します。
#ref(nuri02.png)
-記述が込み入ってきましたが,~
  \emTsya, \Nuritubusi~
の両コマンドに <...> オプションがついています。~
中の \Nuribusi<...> の終端を \emTsya が己の <...> オプションの終端と見誤らないよう~
\Nuritubusi に関する部分を {....} とグルーピングしておく必要があります。
***表見出し [#hyoumidasi]
 一番左上のセルに斜線を引き
   左下コーナー \LB を基準点として \Put\LB(3pt,1pt)[lb]{X}
   右上コーナー \RT を基準点として \Put\RT(-3pt,-1pt)[rt]{Y}
 として表見出しを出力する,というのはよく使いそうですから,コマンド
   \hyoumidasi{X}{Y}
 を用意しました。
#ref(hyoumidasi01.png)
-\hyoumidasi の引数は,tabular環境ではテキストモードで出力されますが,~
array環境では数式モードで出力されます。
#ref(hyoumidasi02.png)

**入試問題から [#l29c7180]
|||LEFT:|c
|2003 慶應義塾大学 |&ref(2062200340.tex); |&ref(2062200340fig.png);|
|2001 山梨医科大学 |&ref(0091200101.tex); |&ref(0091200101fig.png);|
|2005 早稲田大学 |&ref(2140200505.tex); |&ref(2140200505fig.png);|
*注意事項 [#t24815ab]
-\sya は \emTsya の別名です。
*関連事項 [#g36fe7e9]
RIGHT:&counter;


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