\hamidasisenbun
両端をいくらか延ばした(はみ出した)線分を描画します。
定義されているスタイルファイル †
emathPh.sty
書式 †
\hamidasisenbun[#1]<#2>#3#4#5#6
- #1 : key=val で,有効なキーは
- hidariT: 端点1 の方のはみ出した点 (\hidariT) を保存しておきたい制御綴名
- migiT: 端点2 の方のはみ出した点 (\migiT) を保存しておきたい制御綴名
- #2 : \Drawline に引き渡されるオプション引数
- #3 : 端点1
- #4 : 端点2
- #5 : 端点1の方の,線分#2#3 の長さに対するはみ出し率
- #6 : 端点2の方の,線分#2#3 の長さに対するはみ出し率
- はみ出し率に負の値を与えれば,縮みます。
- このコマンドを実行した後
端点1をはみ出した点が \hidariT
端点2をはみ出した点が \migiT
に定義されています。
\hamidasisenbun*[#1]<#2>#3#4#5#6
- はみ出し点を \hidariT, \migiT に定義するだけで,線分を描画しません。
基本例 †
線分 AP を A の方に 0.2×AP, P の方に 0.4×AP だけ延長します (線分 AQ についても同様) 。
はみ出し点の保存 †
\hamidasisenbun を実行後,
端点1 をはみ出した点が \hidariT
端点2 をはみ出した点が \migiT
に保存されていますが,直近のものだけです。
複数の \hamidasisenbun を実行して,端点を利用したい場合は
hidariT=.....
migiT=....
オプションで,右辺値に保存したい制御綴の \ を除いた部分を記述します。
例えば,<hidariT=X> とすれば,制御綴 \X に \hidariT が保存されます。
関連事項 †
- 線分の描画
- \iiihamidasisenbun?
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