数式に picture環境を併設し,数式を飾り立てようというのが sikipicture環境です。
 これは,実質 zahyou*環境です。
 したがって,その環境内には,zahyou*環境内に記述できるものはすべて記述可能です。
#contents
#br
*定義されているスタイルファイル [#r541b1da]
emathPsiki.sty
*書式 [#gc32b129]
 \begin{sikipicture}<#1>#2
 .....
 \end{sikipicture}
-#1: key=val 形式で,有効なキーは
:[[phzoption>#phzoption]]| zahyou*環境に引き渡すオプション
-#2: 数式をコンマ区切りで並べます。~
コンマで区切られた各項について,次の制御綴が定義されています。
--[[\sikiTi, \sikiTii, \sikiTiii, ......>#sikiTi]] : 中央上部
--[[\sikiBi, \sikiBii, \sikiBiii, ......>#sikiTi]] : 中央下部
--[[\sikixposi, \sikixposii, \sikxposiii, ....>#sikixposi]] : 中央 x座標
--[[\sikiyhposi, \sikiyhposii, \sikyhposiii, ....>#sikixlposi]] : 上部 y座標
--[[\sikiydposi, \sikiydposii, \sikydposiii, ....>#sikixlposi]] : 下部 y座標
--[[\sikixlposi, \sikixlposii, \sikxlposiii, ....>#sikixlposi]] : 左端 x座標
--[[\sikixrposi, \sikixrposii, \sikxrposiii, ....>#sikixlposi]] : 右端 x座標
*例 [#l6d77eab]
**基本例 [#i669bc5a]
 数式の上に座標平面を設定します。
 赤枠は描画範囲,赤丸は原点を表します。
#ref(sikipicture01.png)
-注
>
+\begin{sikipicture}{...} の引数内に \bunsuu などのコマンドを
入れるときは \protect をかぶせておく必要があります。
+TeX が認知するサイズは上図の四角形です。~
\put を用いてこの四角形の外部に文字列を配置することは可能ですが,
TeX はその存在を認知しませんから,前後の文章とかぶります。
\vspace{...} などで調整する必要があります。~
zahyou*環境の yohaku=.. オプションを用いる一例を[[下に>#phzoption]]書いておきます。
+sikipicture環境の \unitlength は,1pt(固定)です。
**各項の左右方向の中央 [#sikiTi]
 各項の左右方向に関して中央の上部,下部の点の座標が
   \sikiTi, \sikiTii, \sikiTiii, ..
   \sikiBi, \sikiBii, \sikiBiii, ..
 に定義されています。項ごとに青線で結んでみます。
#ref(sikipicture02.png)
 +,- の縦青線がずれていますね。
 これは,二項演算子,関係演算子には両側にアキが入ることによるずれです。
 正しい位置が欲しければ,\begin{sikipicture}{...} の引数内の
 演算子両側に {} を補ってやります。
#ref(sikipicture03.png)
 x^2 もずれてるって?
 これはずれていません。x^2 の中央下です。底の x の中央下が欲しいなら,
 xとその冪を分離して与えます。
#ref(sikipicture04.png)
**各項の左右中央のx座標 [#sikixposi]
 各項の左右中央のx座標は
   \sikixposi, \sikixposii, ..
 です。
#ref(sikixpos01.png)
**各項の上下左右の座標 [#sikixlposi]
 各項の左右のx座標は
   \sikixlposi, \sikixrposi, ..
 各項の上下のy座標は
   \sikiyhposi, \sikiydposi, ..
 です。
#ref(sikixlpos01.png)
**sikipicture環境のサイズ [#phzoption]
 sikipicture環境のサイズは,数式のそれと同じです。
 従って,数式の周辺に付加されたものははみ出します。
#ref(size01.png)
-これを避けるには,<phzoption={...}> オプションで,zahyou*環境に~
   yohaku=...~
等を与えます。

#ref(size02.png)
**分割できない数式 [#fbe25326]
 根号の中の数式など,分割できない場合の処理法です。
#ref(sikipicture10.png)
 上の図で,\HenKo の始点が望みの位置とはずれています。
 それをずらす分量を決めるのに,下の図では 5pt 間隔の格子を描画しています。
 格子で計測して,\HenKo の始点(赤印)を
   右に 2.5目盛,上に 0.5目盛
 ずらすことにします。
#ref(sikipicture11.png)
 上の計測に従い
   \Addvec\sikiBii{(13.5,1.9)}\sikiBiiC
 として,点\sikiBii(red)を
   右に 13.5pt, 上に 1.9pt (分量の決定には,試行錯誤が必要でしょう)
 平行移動した点\sikiBiiC(cyan)から \HenKo を描画したのが下図です。
#ref(sikipicture12.png)
 格子など補助線を除去して出来上がりです。
#ref(sikipicture13.png)
-sikipicture環境は,実質 zahyou*環境です(unitlength=1pt)。~
zahyou*環境内に記述できるものは,sikipicture環境内に記述可能です。
-この項は,[[掲示板 No.7362>http://hpcgi3.nifty.com/emath/treebbs.cgi?kako=1&all=7362&s=7362]]で提起された問題に基づき,作成したものです。

**使用例 [#s357eb1e]
***式展開の説明図 [#af568c8c]
 式を展開するときの流れを説明する図です.
#ref(tenkai.png)

***部分積分の説明図 [#g968c6d1]
 部分積分の流れを示すのにも使えます.
#ref(bubunsekibun1.png)

 \HenKo による円弧を式から少し離したいときは,
 \HenKo に対し <agezoko=..> オプションをつけます。
#ref(bubunsekibun2a.png)
#ref(bubunsekibun2p.tex,center,上のソースリスト)

***平方完成の説明図 [#h372da81]
 二次方程式を平方完成する説明の一例です。
#ref(heihoukansei1.png)

***移項の説明図 [#i8089fe4]
 移項の式変形を説明する図です。
#ref(ikou11.png)
CENTER:(注)上のリストで用いている \phovalbox は,
emathPb.sty で定義されているコマンドです。

 結果図です。
#ref(ikou12.png)
 もっともこれは,array環境を用いる方が良いでしょう。
#ref(ikou13.png)

***雑1(辺の説明) [#b6a2666b]
#ref(zatu01.png)
***雑2(ウィックの縮約 Wick contraction) [#wick]
#ref(wick01a.png)
#ref(wick01ap.tex,center,上のソースリスト)
-この記法を実現するスタイルファイルに~
  [[simplewick.sty>http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/macros/latex/contrib/simplewick/]]~
  [[wick.sty>http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~kugo/]]~
があります。
*注意事項 [#u3990ec7]
+ ページをまたぐことは出来ません。
+ ネストすることは出来ません。
*関連事項 [#l3193d75]
+[[\EMmathruby>EMmathruby]]
+bunpicture環境については,
[[sampleP.pdf 3.5.6>http://homepage3.nifty.com/emath/pdf/sampleP.pdf]] 
をご覧ください。
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