\dilutecolor
\dilutecolor*
色を薄めます。
定義されているスタイルファイル †
emathPs.sty
- ただし,color.sty も必要です。emathPs.sty に先立って color.sty をロードしておく必要があります。
書式 †
\dilutecolor#1#2#3
- #1: 元の色名
- #2: 薄める度合い (0〜1, 1 で元の色,0 で白)
- #3: 薄めた色名
\dilutecolor*#1#2#3
- 引数は \dilutecolor と同様ですが,\Fdilutecolor なる関数 f(x) を用意して
薄める度合いを f(#2)
とします。
\Fdilutecolor
- 閉区間 [0,1] から [0,1] への関数(全射,単射でなくてよい)で,\YGraph などで用いる形式
デフォルトは \def\Fdilutecolor{1-X} としてあります。
基本例 †
cyan を 約 1/3 に薄めた色を tmpcolor と名づけ,それを表示しています。
- \dilutecolor を表に出さず,
<nuriiro={<0.3>cyan}>
とすることも出来ます。
次の例は,領域内部を薄く,周を濃くする例です。
グラデーションもどき †
薄める度合いを 0.1 刻みにしたグラデーションもどきです。
\Fdilutecolor & \dilutecolor* †
薄める度合いを等差数列ではなく,指数関数的などとするためには
関数 \Fdilutecolor と \dilutecolor*コマンドを用います。
次の例は
\def\Fdilutecolor{exp(-2*X)}
として,薄める度合いを指数関数的に減少させています。
Fdilutecolor いろいろ †
注意事項 †
- \dilutecolor は,emathPs.sty 内では,\EMdilutecolor というコマンド名です。
\dilutecolor が他のスタイルファイルとバッティングした場合は \EMdilutecolor を使用して下さい。
- 一時期,\EMreductcolor というコマンド名でしたが,改名しました。旧名称も使用可能です。
関連事項 †
1462