\emPaint
\Paint
多角形の内部を塗りつぶします。
定義されているスタイルファイル †
emathPh.sty
書式 †
\emPaint<#1>#2
- #1: key=val
- #2: 多角形の頂点列(閉じていなくても,終点と始点を結ぶパスが付加され,閉多角形となります)
多角形の頂点列を与えて,多角形を塗りつぶします。
#1 における有効な key は
- border
- 多角形の周も描画します。
- bordercolor
- 周を塗る色を指定します。
- borderthickness
- 周の太さを指定します。
- paintcolor
- 塗りの色を指定します。
- thickness
- 塗りつぶしの濃度を指定します。
0〜1 の無名数で,0 は白,1は黒で,デフォルト値は 0.5 となっています。
- \Paint は省略名で,他のスタイルファイルと競合しない場面では,\emPaint と同義で使用可能です。
基本例 †
多角形の頂点列を与えて,内部を塗りつぶします。
境界線(多角形の周)は描画されません。
多角形の周 †
境界線を描画するには,<border>オプションを付加します。
周の太さ †
周の太さを変更するには,<borderthickness=..> オプションを付加します。
周の色 †
周に色をつけるには,<bordercolor=..> オプションを付加します。
塗りの濃度 †
塗りの濃度を指定するには,<thickness=..>オプションを用います。
引数の値は 0〜1 の数値です。
0 : 白
1 : 黒
で,デフォルト値は 0.5 としてあります。
- 同じ濃度指定 (0.5) でも,出力デバイス,そのドライバによって見た目の濃度は異なります。
- 濃度を 0 とした場合,dviout.exe で印刷するには,dviout の設定に注意が要ります。
\Henkoの注意事項をご覧ください。
塗りの色 †
塗りつぶしの色を指定するには,
<paintcolor=..>
オプションを用います。
- 周の色を指定する <bordercolor=..> との併用も可能です。
- nuriiro も paintcolor と同義のキーです。
入試問題から †
注意事項 †
emathPh.sty では,\emPaint のコマンド名で定義されています。
他のスタイルファイルと競合しなければ,\Paint も同義のコマンドとして使えます。
関連事項 †