\emathPut

文字列・図形を任意の場所に配置します。
 

定義されているスタイルファイル

emathPh.sty

書式

  • 標準の文字列配置指定(微調整:直交座標)
    \emathPut[#1]#2(#3,#4)[#5]#6
    kaiten
    文字列を回転させる。回転角を指定する。
    houkou
    文字列を回転させる。文字列と平行な方向ベクトルを指定する。
    from
    文字列を回転させる。文字列と平行な方向ベクトルの始点を指定する。
    to
    文字列を回転させる。文字列と平行な方向ベクトルの終点を指定する。
  • #2: 文字列・図形を配置する座標。
  • (#3,#4): 文字列の微調整。
    直交座標系式で指定。#3,#4 ともに単位付き数値で指定。
  • #5: 文字列の配置指定。
    r,l,t,b,c のいずれかを指定。順に 右,左,上,下,中央 を表す。
    デフォルトは c(中央)なので,[#5]を省略したときは中央配置となる。
  • #6: 配置する文字列・図形。
  • 標準の文字列配置指定(微調整:極座標)
    \emathPut[#1]#2[r](#3,#4)[#5]#6
    • #1: 文字列の調整。key=val 形式で指定。上記#1 と同じ。
    • #2: 文字列・図形を配置する座標。
    • (#3,#4): 文字列の微調整。#3:#2からの距離(単位付き数値) #4:横軸方向を0°としたときの角度(度数法)
    • #5: 文字列の配置指定。
      r,l,t,b, c のいずれかを指定。順に 右,左,上,下,中央 を表す。
      デフォルトは c(中央)なので,[#5]を省略したときは中央配置となる。
    • #6: 配置する文字列・図形。
  • 簡易文字列配置指定
    \emathPut[#1]#2[#3]#4
    • #1: 文字列の調整。key=val 形式で指定。上記#1 と同じ。
    • #2: 文字列・図形を配置する座標。
    • #3: 文字列の配置指定;。
      n,s,e,w,ne,nw,se,sw のいずれかを指定。 順に 北,南,東,西,北東,北西,南東,南西 を表す。
    • #4: 配置する文字列・図形。
  • 座標軸への垂線指定
    \emathPut#1[#2]#3
    • #1: 文字列を配置する座標。
    • #2: 座標軸に引く垂線と軸に下ろした足におく文字列の調整。key=val 形式で指定。
      #2 で有効な key
    syaei
    軸に下ろす垂線の指定。
    x,y,xy のいずれかを指定。 順に x軸に垂線,y軸に垂線,x軸とy軸に垂線 を下ろす。
    (特に syaei=xy は,単に syaei と略記できます。)
    houi
    #3 の文字列の配置を指定。
    n,s,e,w,ne,nw,se,sw のいずれかを指定。 順に 北,南,東,西,北東,北西,南東,南西 を表す。
    xlabel,ylabel
    垂線の足に配置する文字列を変更する。
    xpos,ypos
    xlabel,ylabel で配置した文字列の微調整をする。
    syaeisensyu
    syaei で引いた垂線の線種を指定する。
    ただし,pszahyou(*)環境では無効です。
  • 軸に下ろした垂線の足の座標が \syaeiX, \syaeiY に保存されています。

以下,上記#2 で指定できるemathPs.sty で定義されている pszahyou(*)環境特有のオプションです。

linewidth
pszahyou(*)環境における線の太さを変更します。
dash
pszahyou(*)環境における線種を変更します。
hasenLG
pszahyou(*)環境における線種を破線とします。
syaeiiro
線の色を指定します。
syaeimoziiro
文字に色を付します。

基本例

文字列・図形を任意の座標に配置します。
emathPut-ex1.png

文字位置の調整(1) --- 方位指定 [n/s/w/e]

これでは,文字列 A や B が線分と重なってしまい具合がよくありません。 このような時は文字列 A ,B の配置を微調整します。

emathPut-ex2.png

上記では点 \A に配置する文字列 A を w (西)に, 点 \B に配置する文字列 B を e (東)に修正しています。 詳しい設定は 簡易文字列配置指定 をご覧下さい。

文字位置の調整(2) --- (dx,dy)[lcr/tcb]

emathPut-ex3.png

上記では
  点 \A に配置する文字列 A をx軸正方向に -5pt,y軸正方向に 0pt だけ,
  点 \B に配置する文字列 B をx軸正方向に 5pt,y軸正方向に 0pt だけ
それぞれ平行移動しています。
また,x,y軸正方向に対して移動する量は単位付きの数値となります
(0pt だけは例外で 0 と指定することもできます)。
詳しい設定は 標準の文字列配置指定(微調整:直交座標) をご覧下さい。
(注)(dx,dy)[n/s/w/e] はエラーとなります。

文字位置の調整(3) --- (dr,dθ)[lcr/tcb]

emathPut-ex4.png

上記では点 \A に配置する文字列 A を点 \A を中心として半径 5pt,偏角 180°の位置に, 点 \B に配置する文字列 B を点 \B を中心として半径 5pt,偏角0°の位置に配置しています。半径の指定は単位付きの数値となります。 詳しい設定は 標準の文字列配置指定(微調整:極座標) をご覧下さい。

また,座標軸に垂線を下ろす syaei オプションを使用したときに文字列の配置を調整する key で [houi=..] もありますのでリンク先をを参照してください。

文字列の回転

文字列の回転(その1) [kaiten=..]

文字列を回転させます。kaiten=val 形式で指定します。val には回転角を度数法で指定します。

まずは,直線を描画してそこに関数の名前を表示してみましょう。

emathPut-ex7.png

これでは,直線と文字列が重なって格好が悪いですね。 そこで kaiten オプションを使ってみましょう。

emathPut-ex8.png

これで見栄えがよくなりました。他の方法として houkou オプション,または from オプションと to オプション を利用する方法があります。

文字列の回転(その2) [houkou=..]

文字列を回転させます。houkou=val 形式で指定します。val には方向ベクトルの成分を指定して,文字列はそのベクトルと平行に表示されます。
emathPut-ex9.png

このとき,方向ベクトルの成分は (1,1) ですが,houkou=(1,1) と指定すると (1,1) に 含まれる ',' が key の区切りとして判断されるのでエラーになります。 正しくは houkou={(1,1)} と指定します。他の方法として kaiten オプション,または from オプションと to オプション を利用する方法があります。 また,今回は偶然にも方向ベクトルと点Aの位置ベクトルが一致しているので 次のようにもできます。

emathPut-ex10.png

文字列の回転(その3) [from=.. , to=..]

文字列を回転させます。from=val1,to=val2 形式で指定します。val1 には

方向ベクトルの始点となる点の座標を,val2 には方向ベクトルの終点となる点の 座標を指定します。 文字列はそのベクトルと平行に表示されます。

emathPut-ex11.png

このとき,始点や終点の座標を from=(0,0),to=(1,1) と指定すると (0,0) の "," が key の区切りと判断されるのでエラーになります。 正しくは form={(0,0)},to={(1,1)} と指定します。他の方法として kaiten オプション,または houkou オプション を利用する方法があります。 また,今回は偶然にも(??当たり前か)始点の座標と点 O の座標が, 終点の座標と点 A の座標が一致しているので次のようにもできます。

emathPut-ex12.png

色指定

文字列に色

文字に色を付けるのに,\color コマンドを用いると,
  半角空白分のズレ
が生じることがあります。\textcolor コマンドを用いることを推奨します。
textcolor01.png

背景色の指定(白抜きなど)

塗りつぶしたブロックに,白抜きで文字列を配置するには,
  \colorbox
コマンドを用います。
colorbox01.png
  • 文字列周辺の白抜き部分を狭めるには,
      \fboxsep
    を調整します。極端ですが,
      \fboxsep=0pt
    とした例です。
    colorbox02.png

軸に垂線を引く [syaei=.. ]

x軸,y軸に垂線を引きその足にそれぞれx座標,y座標を表示します。
emathPut-ex13.png

syaei=val の val には xy,x,y の3通りが指定できます。 それぞれ x軸とy軸の両方,x軸のみ,y軸のみ に垂線を引き座標の成分を軸上に表示します。
このとき,x軸,y軸に下ろした垂線の足の座標はそれぞれ \syaeiX,\syaeiY に格納されています。

syaeiY01.png

syaeiオプション を使用したときの文字列の位置を調整 [houi=..]

配置する文字列の位置を調整します。簡易文字列配置指定の文字列の配置指定を指定します。
emathPut-ex14.png

syaeiオプション で垂線の足に表示された文字列(座標)の変更 [xlabel=.. ,ylabel=..]

xlabel,ylabel でそれぞれx軸,y軸に表示された文字列を変更します。

座標の成分が整数であれば特に問題はないのですが,小数になったときは xlabel,ylabel を用いて表示する文字列(座標)を変更します。

emathPut-ex15.png

syaeiオプション で軸に表示された文字列の微調整 [xpos=.. ,ypos=..]

xpos,ypos でそれぞれx軸,y軸に表示された文字列の位置を微調整します。
emathPut-ex16.png
  • このとき,xpos=[ne] と指定すると [ne] の ']' がオプション引数を入力するための [key=val,key=val,..] の ']' と判断されるのでエラーとなります。
    正しくは xpos={[ne]} と指定します。
  • xpos={[ne]}は,xpos=ne と略記することもできます。

syaeiオプション で引かれた線分の種類を指定(その1) [syaeisensyu=..]

syaei オプションで引かれた線種を変更します。
emathPut-ex17a.png
  • syaeisensyu=val を指定したときエラーが出た場合は,上のように val に \protect を付けてみましょう.
  • このオプションは pszahyou(*)環境では無効です。
    実線とするには,[dash=] オプションを用います。

syaeiオプション で引かれた線分の種類を指定(その2) [dash=..]

syaei オプションで引かれた線種を指定。

このオプションは pszahyou(*) 環境でしか使用できません。 指定の方法は \setdash を参照してください。

emathPut-ex18.png

syaeiオプション で引かれた線分の種類を指定(その3) [hasenLG=..]

syaei オプションで引かれる破線の形状を変更します。
dash=.. オプションの場合,コーナーが不明確になったり,射影線が座標軸から浮き上がったったりすることがあります。
hasenLG01.png
  • hasenLG=.. オプションを用いると,それを防ぐことが出来ます。
    hasenLG02.png
  • 広範囲に変更するには
      \syaeihasenLG
    コマンドを用います。
    hasenLG03.png

syaeiオプション で引かれた線分の太さを指定 [linewidth=..]

syaei オプションで引かれた線分の太さを指定。

このオプションは pszahyou(*) 環境でしか使用できません。 指定の方法は \setlinewidth を参照してください。

emathPut-ex19.png

syaeiオプション で引かれた線分の色を指定

syaei オプションで引かれた線分の色を指定。

このオプションは pszahyou(*) 環境でしか使用できません。

syaeiiro01.png

注意事項

  1. \Put は \emathPut の別名です。
    \Put が他のスタイルファイルと競合する場合は,\emathPut を使用します。

関連事項

  1. \cPut
  2. \YTenPut
    6586

添付ファイル: filehasenLG03.png 175件 [詳細] filetextcolor01.png 186件 [詳細] filecolorbox02.png 203件 [詳細] filecolorbox01.png 234件 [詳細] filesyaeiiro01.png 307件 [詳細] filesyaeiY01.png 272件 [詳細] filehasenLG02.png 209件 [詳細] filehasenLG01.png 200件 [詳細] fileemathPut-ex9.png 332件 [詳細] fileemathPut-ex8.png 325件 [詳細] fileemathPut-ex7.png 285件 [詳細] fileemathPut-ex6.png 173件 [詳細] fileemathPut-ex5.png 170件 [詳細] fileemathPut-ex4.png 298件 [詳細] fileemathPut-ex3.png 326件 [詳細] fileemathPut-ex2.png 364件 [詳細] fileemathPut-ex19.png 324件 [詳細] fileemathPut-ex18.png 315件 [詳細] fileemathPut-ex17a.png 294件 [詳細] fileemathPut-ex17.png 137件 [詳細] fileemathPut-ex16.png 292件 [詳細] fileemathPut-ex15.png 318件 [詳細] fileemathPut-ex14.png 294件 [詳細] fileemathPut-ex13.png 364件 [詳細] fileemathPut-ex12.png 290件 [詳細] fileemathPut-ex11.png 322件 [詳細] fileemathPut-ex10.png 284件 [詳細] fileemathPut-ex1.png 354件 [詳細]

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Last-modified: 2014-11-27 (木) 19:48:57 (1275d)