kaitouwaku環境 このページは,仕様が未確定である実験中の環境を扱っています。 お使いになるときは,ご留意ください。 解答枠を作るには,tabular環境・array環境を用いるのが普通です。 ここでは, 番号を自動的に与える, 細かい小問枠を用意する などと言うことを実現するための模索をしてみました。 定義されているスタイルファイル †kaitouwaku.sty (pszahyou*環境を用いますから,emathPs.sty を読み込んでおく必要があります。) 書式 †\begin{kaitouwaku} ...... \end{kaitouwaku} \syoumon<#1>
例 †基本例 †kaitouwaku環境内に(複数の)daimon環境を配置し, さらにその中に \syoumon コマンド を置くことにより 解答枠を用意します。 ただし,kaitouwaku環境を始める前に \KWsyokika コマンドを実行しておく必要があります。
一行に複数の小問枠 †一行に複数の小問枠を設定したいときは <syoumonsuu=..> オプションを用います。 小問枠の不均等分割 †一行に複数の小問解答枠を置くとき,その横幅を不均等とするには, syoumonsuu=.. に代えて Sbunkatu=.. オプションを用います。右辺値には横幅の比(整数比)を与えます。
小問のない大問 †大問が小問を持たない場合は,\syoumon コマンドに <syoumonsuu=0,...> あるいは <Sbunkatu=0> オプションを付けます。 枝問枠 †小問にさらにいくつかの小問が付く場合,このページではそれを枝問と称します。 枝問枠を作るオプションが <edamonsuu=...> です。
枝問枠の不均等分割 †枝問枠を不均等とするには edamonsuu=.. に代えて Ebunkatu=.. オプションを用います。右辺値には横幅の比(整数比)を与えます。 枠の高さ †解答枠1行の高さのデフォルト値は 3em としてあります。 これを変更するには \wakuH#1 コマンドを用います。引数(#1)は単位を伴う寸法です。 枠の高さ(局所的変更) †\wakuH コマンドによる変更はすべての行に影響します。 特定の行のみ変更したいときは \syoumon<takasa=..> と \syoumon コマンドに <takasa=..> オプションをつけます。 右辺値は単位を伴う寸法です。 枠の横幅 †枠全体の横幅は \linewidth すなわち版面一杯に拡がります。 制限したいときは minipage環境などでくるみます。 EMminipages環境を用いて 左側に問題文,右側に解答欄 を出力する例です: 罫線 †枝問番号右の罫線 †枝問番号右の罫線を指定するには \edamonmigikei#1 コマンドを用います。デフォルトは \edamonmigikei{\Drawline} となっています。
枠罫線の太さ †kaitouwaku環境内の罫線は,太さ 0.3pt としてあります。 ただし,大問外枠罫線は太さ 1pt です。 大問外枠罫線の太さは \KWframethickness コマンドで変更することが出来ます。
問題番号 †問題番号の出力については 大問については \itemT 小問については \itemTi 枝問については \itemTii を用いています。デフォルトは算用数字列 1, 2, 3, .... を 大問番号は 四角囲み 小問番号は 「問」を前置 枝問番号は ( ) 括り となっています。 大問番号の書式変更 †大問番号の書式を変更するには,\KWsyokika を実行した後, \labelenumT を再定義します。
小問・枝問番号の書式変更 †小問番号の書式を変更するには \labelenumTi 枝問番号の書式を変更するには \labelenumTii を再定義します。 大問・小問・枝問番号の親子関係 †デフォルトで \resetcounter{enumTi}[enumT] として親子関係を設定していますから,小問番号は大問ごとに 1 から振り直されます。さらに \resetcounter{enumTii}[enumTi] としてありますから,枝問番号は小問ごとに 1 から振り直されます。 枝問番号を通し番号とするには,親子関係をリセットしなければなりません。 そのためのスタイルファイルに remreset.sty があります。下の例では \usepackage{remreset.sty} \remreset{enumTii}{enumTi} として,小問と枝問の親子関係の解消をしています。
番号欄に文字列 †小問番号・枝問番号欄に,番号ではなく文字を出力させるには, 分割比に続いて [..] オプションを用います。
解答欄に文字列 †小問の解答欄 †解答枠には pszahyou*環境が設定されており,主要点が次のように定義されています。 \wLT: 左上隅 \wT: 上辺中点 \wRT: 右上隅 \wL: 左辺中点 \wM: 中心 \wR: 右辺中点 \wLB: 左下隅 \wB: 下辺中点 \wRB: 右下隅 なお,\wLT は解答欄の左上隅です,別の言い方をすれば番号欄右罫線の上端です。 番号欄左罫線の上端は \wLTO, 下端は \wLBO, 左罫線の中点は \wLO と定義されています。 (これら制御綴り末尾の O は,数字の 0 ではなく,アルファベット大文字の オー です)。 解答枠に文字列を配置するには,\Put など pszahyou*環境のコマンドを, Sbunkatu=... 右辺において,分割比の整数値に引き続き([..]オプションがあればその後ろに) `....' で括って記述します。
枝問の解答欄 †小問では Sbunkatu というキーを用いましたが,枝問では Ebunkatu を用います。 解答用紙例 †単純な例 †二段組で左右両脇に得点欄 †注意事項 †
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