kokuban環境
このページは,仕様が未確定である実験中の環境を扱っています。
お使いになるときは,ご留意ください。
黒板を描画します。
定義されているスタイルファイル †
emathPsb.sty
書式 †
\begin{kokuban}<#1>
.....
.....
\end{kokuban}
- file
- kokuban環境を外部ファイル(PDF)に書き出し,それを読み込みます。
作業用ファイルとして,元のファイル名に -kokuban を付加したファイルを元のファイルと同じディレクトリに作成します。
基本例 †
EMpsrectbox環境の変形です。
- 白抜き文字は,文字のウェイトが細いと見辛くなりますから,
\bfseries
としてあります。従って和文はゴシック体となります。
数式をサンセリフ体で (sfmath.sty) †
数式を太めにするため,数式をサンセリフ体にするスタイルファイル sfmath.sty を用いてみます。
- sfmath.sty については CTAN/macros/latex/contrib/sfmath/
- ただし,sfmath.sty を読み込むと,その文書全体で数式はサンセリフとなってしまいます。
- 黒板内のみサンセリフとするには,黒板部分だけを PDF に仕立てて \includegraphics で読み込むということになります。
その手順は少々面倒ですから,下のソースリスト書庫ファイル sfmath03.lzh 内の readme.txt をご覧ください。
- この手順は面倒ですから,隠蔽化を試みました。
kokuban環境に <file> オプションを付けます。
file01.tex をタイプセットすると,kokuban環境内の数式のみがサンセリフ体となった PDF が得られます。
- ただし,この方式では多くの作業ファイルが出来ます。元のファイルを foo.tex とすれば
foo-kokuban.tmp
foo-kokuban.log
foo-kokuban.aux
foo-kokuban.dvi
foo-kokuban.pdf
foo-kokuban-crop.pdf
foo-kokuban-crop.xbb
foo-kokuban.tmp
が作られます。foo.pdf が得られてしまえば上記の作業ファイルは削除してかまいません。
- この項は TeX の環境に依存します。
黒板の高さ †
デフォルトでは,黒板の高さは
\def\kokubanH{10\baselineskip}
となっています。
- 高さを変更するには,\kokubanH を再定義します。
- 黒板の横幅は,\linewidth です。すなわち横いっぱいに拡がります。
制限したければ,minipage 環境に納めます。
和文書体(OTF) †
\usepackage[deluxe]{otf}が有効な環境では,和文フォントを選択することが出来ます。
太明朝 †
\bfseries とした場合,和文は太明朝体となります。
ゴシック †
\gtfamily とすれば,和文はゴシック体となります。
太ゴシック †
\gtfamily\bfseries とすれば,和文は太ゴシック体となります。
丸ゴシック †
\mgfamily とすれば,和文は丸ゴシック体となります。
- ただし,
\usepackage[deluxe]{otf}
はヒラギノを想定したものです。
上の画像はヒラギノ埋め込みをした PDF を PNG に変換しています。
関連事項 †