\pKTkukan
連立不等式の解を図表示します。
定義されているスタイルファイル †
emathPp.sty [2007/05/08]
書式 †
\pKTkukan<#1>[#2]#3
- #1: key=val
- #2: 各数直線の右に表示するものを指定します。
(デフォルトは,順に \maru1, \maru2, \maru3, .....)
- #3: 各不等式の解区間を ; で区切って並べます。
区間は
開区間 : (-3,5)
閉区間 : [-3,5]
半開区間 : (-3,5], [-3,5)
無限区間 : (,-3), (5,)
などと表します。
2つの区間の和集合は (,-3)|(5,) などのように,`|'を用います。
#1 における有効な key は
- perl
- 区間の端点に perl の計算式による記述を許可します。
基本例 †
連立不等式ひとつひとつの解:
x > -2
-3 ≦ x ≦ 2
をそれぞれ
(-2,)
[-3,2]
と表記し,; で区切って \pKTkukan の引数 #3 に与えます。
- \pKTkukan は,zahyou*環境内に置くことを前提としています。
- 数直線は zahyou*環境において,直線 y=0 とします。
ただし,その描画・目盛りを打つのは \pKTkukan の仕事ではなく,
ユーザが場面に応じて記述します。
- 連立不等式それぞれの解は,zahyou*環境において,直線
y=-1, y=-2, ....
上に太線で描画されます。答の区間はそれらの下 1 だけ下がった位置に描画されます。
これらの縦間隔を調整するには,zahyou*環境のオプション [yscale=..] を用います。
区間端点が分数などの場合 †
区間の端点が分数,平方根を伴った数の場合は
近似値を与える
かまたは
<perl> オプションをつけて,perl の計算式
で記述します。
複数の区間の和集合 †
不等式の解が,複数の区間の和集合となる場合は,複数の区間を
|
で区切って与えます。
注意事項 †
- このコマンドは,perl との連携機能を必要とします。
(たとえ,<perl> オプションを付けない場合でも)
関連事項 †
- 同じようなコマンドに \KTkukan があります。
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