\tenretu
\rtenretu
点列を定義し,名札を貼ります。
それに対し
\rtenretu は,極座標形式で座標を指定します。
*付きのコマンド \tenretu*(\rtenretu*) は,点を定義するだけで,名札は貼りません。
**付きのコマンド \tenretu** は,定義済みの点に名札を貼ります。
定義されているスタイルファイル †
emathPh.sty
書式 †
\tenretu<#1>#2
#1 は key=val
#2 は点列を `;' で区切った列
点列は
[##1]##2(##3,##4)(##5,##6)[##7]
または
[##1]##2(##3,##4)[##5]
の形式で点列を `;' で区切る。([##5]は,##5 と略記可)
\rtenretu<#1>[#2]#3
#1 は key=val
#2 は極(省略時は原点)
#3 は点列を `;' で区切った列
点列は
[##1]##2(##3,##4)(##5,##6)[##7]
または
[##1]##2(##3,##4)[##5]
の形式で点列を `;' で区切る。([##5]は,##5 と略記可)
- ##1: オプションで,点の位置に置く文字列
(省略時は,##2 と同じ)
- ##2: \##2 という変数の頂点名
- (##3,##4): 点の座標
- (##5,##6)[##7]: \emathPut の微調整ベクトル(dx,dy) と配置オプション([l/c/r, t/c/b])
- [##5]: \emathPut に引き継ぐオプション
- 方位指定オプション[n/nw/w/sw/s/se/e/ne/c]
- houi=..
- kuromaru
- siromaru
- syaei=..
- vmark=..
- dousa
- 定義した点列を結ぶ折れ線に対する動作を指定します。右辺値は
- D
- \Drawline を呼び出し,折れ線を描画します。'D'に引き続き \Drawline のオプション引数を記述することも可能です。
- T
- \Takakkei を呼び出し,多角形を描画します。'T'に引き続き \Takakkei のオプション引数を記述することも可能です。
- P
- \emPaint を呼び出し,塗りつぶします。'P'に引き続き \emPaint のオプション引数を記述することも可能です。
- kuromaru
- 定義した点に黒丸を描画します。
- oresen
- 定義した点列を結ぶ折れ線を取得します。右辺値は取得する制御綴名です。
- siromaru
- 定義した点に白丸を描画します。
- vmark
基本例 †
複数の点を定義し,名札(ラベル)をつけます。
- 点の名前と座標を列記しますが,名前の配置を \emathPut で行うさいの配置オプションを付け加えることが出来ます。
上の例では
A(-2,-2) に対しては,方位オプション [sw]
B(2,-1) に対しては,微調整オプション (2pt,0)[l]
C(1,2) に対しては,方位オプション [n] を n と略記した例を示しています。
- 配置オプションをつけない場合は,(0,0)[lb] とみなされます。
- \emathPutの配置オプションと同様に,極座標系による指定も出来ます。
- 座標に計算式を記述したければ,\perltenretu, \perlrtenretu を用います。
- \tenretu*, \rtenretu* の場合は,配置オプションをつけても無視され,名札はつきません。
<kuromaru> オプション †
\tenretu に <kuromaru> オプションをつけたときは,定義された点の位置に黒丸が付きます。
- <siromaru> オプションも有効です。ただし,color.sty を必要とします。
<dousa> オプション †
<dousa=D> 折れ線描画 †
\tenretu に <dousa=D> オプションをつけたときは,定義した点列を順に結ぶ折れ線を描画します。
- <dousa=D> の右辺値 'D' に引き続き,\Drawline のオプションを付け加えることが出来ます。
- <dousa=..> の右辺値に <,> が含まれますから,<dousa={..}> と右辺値を括っておかねばなりません。
<dousa=T> 多角形描画 †
\tenretu に <dousa=T> オプションをつけたときは,定義した点列を順に結ぶ多角形を描画します。
- <dousa=T> の右辺値 'T' に引き続き,\Takakkei のオプションを付け加えることが出来ます。
- <dousa=..> の右辺値に <,> が含まれますから,<dousa={..}> と右辺値を括っておかねばなりません。
<dousa=P> 塗りつぶし †
\tenretu に <dousa=P> オプションをつけたときは,定義した点列を順に結ぶ多角形を塗りつぶします。
塗りつぶしは,\emPaint を呼び出すことで実現されます。
- <dousa=P> の右辺値 'P' に引き続き,\emPaint のオプションを付け加えることが出来ます。
- <dousa=..> の右辺値に <,> が含まれますから,<dousa={..}> と右辺値を括っておかねばなりません。
<oresen=..> オプション †
名札指定オプション †
名札は,点の名前を同じものが表示されますが,オプションをつけて変更することも可能です。
配置オプション †
点列の [##5] には,\emathPut に引き継ぐオプションを記述することができます。
syaei オプション †
関連事項 †