tyuukai環境 擬似二段組で,右側を注釈領域とします。 定義されているスタイルファイル †emathBk.sty 書式 †\begin{tyuukai}<#1>[#2] ..... \end{tyuukai}
例 †基本例 †
注釈領域の横幅変更 †注釈領域の横幅を変更するには \setlength{\tyuuhaba}{....} とします。引数には,単位を伴う長さを与えます。 デフォルトは 0.3\textwidth としてあります。
段間罫線 †左の段落と注釈領域の間に罫線を引くか引かないかは \iftyuukeisen の真偽値によります。デフォルトは \tyuukeisentrue で,罫線が引かれます。引きたくなければ
段間アキ(右) †左の段落と注釈領域の間隔調整の話です。 説明の便宜上,段間罫線を引いてあるとします。 罫線と注釈との間隔は \marginparsep に従います。 \marginparsep を変更すればアキを調整できますが, tyuukai環境に <marginparsep=..> オプションを付加することでこの変更を局所的にすることが出来ます。 極端な例です: 段間アキ(左) †段間罫線と左の解答部との間隔は \fboxsep に従います。 これを変更するのは,影響が大きいでしょう。 <linesep=..> オプションで局所的に変更するのがよさそうです。 罫線左右のアキをそろえている例です:
tyuukai環境の中断・継続 †tyuukai環境は,ページを跨ぐことができるとはいえ,何十ページも跨がせるということは出来ません。 tyuukai環境の中を一つのボックスに仕立てて,それを1行ずつ切り出して配置していくことでページを跨がせています。 したがって,一つの tyuukai環境の中は,TeX が扱える上限の寸法 16384pt(約 578 cm)を超えることが出来ないのです。 ということで,tyuukai環境を中断し,継続させる手続きが必要となることがあります。 その際の問題点を見ておきます。 縦間隔の調整 †二つの tyuukai環境の縦間隔を調整するには \vskip コマンドを用います。 段間罫線の継続 †tyuukai環境を中断すると,段間罫線が切れます。 これを継続させるには,上の tyuukai環境に罫線を下方に延長するオプション [postline=..] を付加します。右辺値は単位を伴う長さです。 (長めに与えます。下の tyuukai環境の罫線とダブらせても太くはなりません。) ただし,当該 tyuukai環境がページの下端にきたときはみっともないことになります。 emathAe.sty との連携 †emathAe.sty を使用して,解答を巻末にまとめる際, \begin{tyuukai} \inputKaiFile \end{tyuukai} として解答を読み込むとオーバーフローする,という事例が
掲示板 #7059からのスレッドに登場しています。 \openKaiFile と \closeKaiFile を繰り返すごとに,解答ファイルが次々と作られていきます。 解答ファイルのファイル名は,node がもとのファイルと同一で,拡張子が .k1, .k2, .k3, ...... となります。すなわち,foo.tex がソースファイル名としますと,解答ファイルは foo.k1, foo.k2, foo.k3, ..... それらを一つずつ tyuukai 環境内に \begin{tyuukai} \input{foo.k1} \end{tyuukai} \begin{tyuukai} \input{foo.k2} \end{tyuukai} \begin{tyuukai} \input{foo.k3} \end{tyuukai} ........... と読み込んでいけばよいのです。 注意事項 †
関連事項 †
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